地元工務店で修行を重ね、自分の腕に確かな自信を感じて独立。しかし、開業後しばらくは苦難の日々が続きました。

「どんな家でも建てられる」という自負はありました。「デザイン・設計・建築と一人で何でもできる」という自信がありました。「お客様の喜んでもらえた」という満足感もありました。

しかし「何かが足りない…」という不安が、常に自分自身の中にありました。そこで思い返したのは、大工として長く働いてきた父の姿。

父の周りにはいつも「梅原さんだから、お願いしたい」というお客様がいました。「梅原さんがそう言うなら、間違いない」と信頼を寄せる職人仲間がいました。

そしてたどり着いた、確かな信念——。

それは自分のためではなく、お客様、仲間、社会のために仕事をしていこうという、シンプルな想いでした。

これまでの家づくりの手法を見つめ直し、自分がつくる建物ではなく、そこに住む家族の暮らしや夢に寄り添い、一生に残る最高の思い出と幸せな未来をつくること。そしてそれを共有する仲間たちとともに、理想を形にするための「創造」を楽しむこと。

そんなポジティブなエネルギーに満ち溢れた住まいづくりは、お客様の満足、喜び、感動へとつながり、次第に多くの人から愛される『住家 JYUKA』というブランドができあがり、浸透していきました。